
なんでも相談できる村の診療所のような存在でありたい。
氣太浪は、療術のみを目的にしていません。
症状の予防はもちろん、家族のこと、仕事のこと、趣味のこと、暮らしのこと――皆さんが健康に生きていくうえで大切にしていることを尊重いたします。
「いつでも、気軽に、何でも相談できる村の診療所のような存在でありたい」というのが私たちの想いであり、「人としての信頼関係を第一に、多くの方に毎日を笑顔で過ごしてほしい」というのが私たちの願いです。
当院は1985年の開業以来、皆様に支えられて参りました。心より感謝申し上げます。
当院にお越しになる方は子どもからご老人まで様々です。家族で通っていただいている方も多く、各医療関係者の方々にもご来院いただいています。
時代の流れのなかで
当院が開業したばかりの1980年代初頭は、まだしっかりと身体をつかっている方も多くいました。パソコンや携帯電話もなく、様々な情報をリアルタイムに知ることもできませんでした。現在は情報が溢れ、職場ではパソコンが使えて当たり前、子どもでさえもパソコンや携帯電話などを使用しています。
たしかに便利にはなったものの、キーボードやマウスを使うことからくる腱鞘炎、眼性疲労からくる肩こり・偏頭痛・冷え性、自律神経障害(鬱・パニック障害・胃腸炎・ガンなど)は、特に2000年頃から増加の一途をたどっています。
いま求められている総合的な視点
現代の医学や療術は人間をパーツ(局所)ごとに分けてしまう傾向があります。たとえば医療機関は内科・外科などに分かれ、研究の領域は解剖学・生理学などに分類されています。療術に関しても骨盤のみを強調したり、局所的な矯正のみを行う治療院があります。しかし本来人間の身体は一つにつながっているものであり、あらゆる感覚(心)を持って生活をしています。病気が増え続け、生活習慣や精神的ストレスを起因とする症状も増加している現在、私たちに求められているのは『総合的な視点』だと考えます。「私は外科医です」「うちは整体です」という凝り固まった考え方ではなく、また西洋・東洋の隔たりもなく、一心に「治したい」という想いを持つ同士、お互いに病気や症状についての知見を広め、本質を見抜き、対処していくことが大切だと感じています。